火災保険と地震保険 >> 火災保険とは >> 火災保険と保険金額

火災保険と保険金額

多くの方は生命保険に加入しておられるのでよくご存知だと思いますが、生命保険は仮に加入者が死亡した場合、契約者の年齢や現在の収入額などには関係無く、加入時に契約した保険金が支払われますね。

スポンサードリンク

火災保険と保険金額

しかし火災保険の保険金は生命保険の様に契約金額が無条件では支払われません。

火災保険で対象物件に被害があった時に支払われる保険金額は基本的には「時価ベース」で査定され、その時価が実際の保険金として支払われます。

例えばあなたが現在住んでいる木造1戸建住宅に、新築時の価格をベースにして3,000万円の火災保険を掛けているとします。

この住宅が築後10年目にして不幸にも全焼してしまったと仮定しましょう。

この時、生命保険と同じ様に契約金額の3,000万円が、すんなりと支払われるのでしょうか?

結論を言えば普通の場合、支払われる保険金額は3,000万円よりも少なくなります。

建築物というのは時間の経過と共に劣化してその価値が低下して行きますので、毎年その価値が下がっています(減価償却)。

ですから建物の現在価値はいわゆる「中古価格」になっています。

当然支払われる保険金額は2,000万円とか2,500万円に減少するわけです。

これは地震保険など他の損害保険でも基本的には同じです。

この生命保険と火災保険や地震保険などの、保険金支払の仕組みの違いを理解していない方は結構多いので注意が肝要です。

しかし実際に自分が被害者の立場になれば、少なくとも火災で焼失してしまった住宅と同じ程度の住宅は建て直したいですね。

その場合は一般的な時価ベースの火災保険の契約ではなく、「再調達価格ベース」で保険金が受取れる契約を結ぶ必要があります。

つまり上記の例で言えば築後10年経過していても15年経過していても、その建物が全焼してしまった場合は3,000万円の保険金が受取れる様にしておくわけです。

保険金を再調達価格ベースで査定して貰う為には、火災保険に「価格協定特約」を付加する必要があります。

この当りは少し専門的になりますので、各社の火災保険を比較する時に保険代理店の担当者などによく確認して、間違いや勘違いが無い様にしましょう。

スポンサードリンク

火災保険と地震保険は、保険選びのマニュアルとしてお役立てください。

ピックアップ!:マンションに地震保険は必要?

少し以前にマンションの「耐震偽装」が大きな社会問題になりましたが、あの様な一部の悪徳業者の問題を別にすれば、鉄筋コンクリート造や鉄骨コンクリート造のマンションは、基本的には非常に高い耐震性を持つ建物です。