損害保険の歴史
現在の火災保険や地震保険などの損害保険の仕組みは、いったい何時頃から始まったのでしょうか?
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損害保険のルーツは古代ギリシャの時代に定められていた、海上輸送における慣習にあったと言われています。
当時のギリシャでは船で荷物を運んでいる時に大嵐などに遭遇し、船と乗組員の生命が危険にさらされたので止む無く積荷を捨てて船体と乗組員を救った場合、荷主と船主がその損害を負担する決まりがありました。
この慣習が現在の損害保険の考え方の基礎だと言われています。
ちなみに現在でも大嵐などで船が沈没の危機に瀕し乗組員の生命に危機が迫った場合、荷主に無断で積荷を海中に投棄し、船体と乗組員の命を守る行為は、「投げ荷」と呼ばれて国際的にも認められています。
その後時代が進んで14世紀になると、イタリアの商人達が船と積荷を担保に金融業者から融資を受け、航海が成功した場合は大きな利息を付けてお金を返済する代わりに、航海が失敗して船と積荷を失った場合はお金を返さなくても良いという制度を考え出しました。
これがその後時代と共に洗練され、現在の「海上保険」の仕組みに発展しました。
日本でも17世紀の初めに活躍した「ご朱印船」の時代、これとほとんど同じ海上輸送の補償に関する仕組みがあったと言われています。
ヨーロッパの原始的な海上保険の考えを日本人も取り入れたのでしょうか?
その後損害保険は海上輸送だけでなく陸上での様々な災害にも対応する様になり、1666年のロンドンの大火を機に火災保険が誕生しました。
日本では1879年に損害保険会社が誕生し、その後1887年には日本初の火災保険も誕生しました。
地震保険が日本に誕生したのはそれよりもはるかに新しく、1964年の新潟大震災の後です。
地震保険は火災保険と比較して、地震多発国の日本ではあまりにもリスクが高いとして保険会社が皆敬遠していたのですが、新潟大震災を契機に万が一の時に支払われる保険金の一部を政府が負担する事で、ようやく損害保険として誕生しました。
地震保険では「地震」、「津波」、「噴火」などによる家屋や家財の損失や、地震等が原因で起きた火災などによる損失も補償します。
火災保険だけに加入している場合は、「地震」、「津波」、「噴火」が原因の火災で家屋や家財が損失しても、火災保険の保険金は支払われないので注意が肝要です。
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火災保険と地震保険は、保険選びのマニュアルとしてお役立てください。
ピックアップ!:火災保険の種類
火災保険はまず大きく「住宅物件の火災保険」と「一般物件の火災保険」に分けられ、更に住宅物件の火災保険は「住宅火災保険」、「住宅総合保険」、「団地(マンション)保険」、「特約火災保険」などに分類されます。
